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通販のすすめ サラ金嬢のないしょ話 (講談社文庫)


サラ金嬢のないしょ話 (講談社文庫)
サラ金嬢のないしょ話 (講談社文庫)

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一方的すぎかな?

文体、各章の構成ともに面白い。
ナニワ金融道の女性版とでもいった感じ。
これだけの物が書けるのなら、サラ金嬢でなく、普通にライターか作家としてもやっていけるのではないか?

もっとも、作者が本当に現役のサラ金嬢であるかは不明。
勤めたことのある身でないと分からないエピソード(違算報告、回収担当者の全店統一称号など)に満ちあふれているが、
こういった本を一冊ものす時間があるほど、サラ金嬢の仕事とは暇なのだろうか?
作者がよほど緻密な取材を行ったのでなければ、「元サラ金嬢」ではないかと思われる。

内容としては、個々のエピソードは面白いものの、
一方的すぎる感も否めない。
巷にあふれるサラ金地獄の話や日々報道されるサラ金関連のニュースを聞く限り、
現実のサラ金がこんなに和気あいあい(?)とした大人しい職場とは、とうてい思えない。

この本を読むと、とにかく客側がすべて悪(愚か)で、
サラ金側には一部の非もないかのような読後感を与えるが、
サラ金は客に完済させないことが目的であったり、
月末になるとノルマのために押し貸し営業を行うなど、
(これらは作者自身が本書の中で述べている)
普通に考えてみれば、こんなのは断じてまともな企業活動ではないことが分かるハズ。

作者が100%業界側に立った視点で書いている以上、仕方がないとも言えるが、
本書を読んでサラ金“嬢”に親しみが湧くのはともなく、
間違っても“サラ金”に親近感を抱くことだけはないようにしたいと強く思った。
そういう意味では、貴重な反面教師の書と言えるかもしれない。
自称「サラ金嬢」の暴露本

本当だか嘘だかはわからないが、自称「サラ金嬢」が
公開できるギリギリの内情を記した一種の暴露本。

普段伺い知ることのできない舞台裏の、
日常のエピソードはなかなか興味深い。

通常の金融機関と違って、債権回収の電話を架ける際、
全社統一の偽名があるというエピソードは新鮮だった。
サラ金嬢

 作者は実際にサラ金で働いてる女性です。
サラ金で働いてる女性も普通のOLとなんら変わりは
ないんだな ということがよくわかりました。
このサラ金嬢はただ者ではありません

お嬢さま大学卒・社会人2年生のサラ金嬢が,サラ金嬢の日常やお客さんとのやりとり・人間模様,更にはあまり知られていないサラ金の裏側を柔らかい女の子口調で語ってくれています.社会的には悪者にされがちの職業で,彼女も嘆いているとおりお客さんに感謝されることの少ない職業というのは何ともお気の毒なことですが,サラ金嬢の視点から話をするとこうなるというのは非常に興味深く読めました.

ところで,このサラ金嬢はなかなかの勉強家のようです.サラ金の仕組みはもちろんのこと,法律的なことや同業他社のことなど,ポイントはしっかりと押さえています.サラ金嬢,恐るべし.

サラ金にお世話になる予定はありませんが,知っているとちょっとお得な話もありますし,雑学としてもおもしろいのでなかなか使える一冊です.

報われない仕事

多くの人はほとんど関わる事のないサラ金という業種。
実際にサラ金で働く女性従業員が、その実態を軽く説明してるのが本書。

たしかにサラ金で働くのは大変だろう。
銀行などでは相手にしてくれない人がメインの客なのだから。
それでいて世間のイメージは悪い。
サラ金で働いているなどとはあまり人に言いたくないだろう。
過酷な仕事であるのに世間の評価は低い。

今後、この業界はますます締め付けが厳しくなって、難しくなってくるのは間違いない。
取立ても電話する回数が制限されたり、勤務先訪問が禁止されたりして、昔のような高圧的な取立てはできなくなり、常に低姿勢での取り立てが要求される。
だが、客はまともな人間ではないケースが多い。
紳士的に、論理的に話ができない人だからこそ、サラ金で借金まみれになっているのだ。

サラ金側ばかりを叩くのはちょっとかわいそうな気もする。
借りた金を契約どおりに普通に返済していれば何も問題は起きないはずなのだが。
また、借りたのは自分の意思のはずなのだが。
それを平気で延滞したり、踏み倒したり、逆ギレで恫喝したり。
こういう人を相手にするのがサラ金嬢。
とてもじゃないが私にはつとまりそうもない仕事だと思った。



講談社
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